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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2014/03/25
- 抄訳記事公開日:
- 2014/04/25
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ERASMUSよる学生の移動が新記録
- 本文:
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EU(欧州連合)のERASMUSプログラム‐ European Action Scheme for the Mobility of University Students‐の参加者数が新記録を達成した。これに関してドイツ連邦教育研究(BMBF)は概略以下のような報道発表を行った。
ドイツ学術交流会(DAAD)が実施した昨年度の調査によると、ERASMUSプログラムに参加して他の欧州各国に留学したドイツ人学生数は約35,000人に上り、新記録となった。これは対前年度比で約2,000人の増加となる。
ヴァンカ連邦教育研究大臣はこの成果を踏まえ、更新プログラムであるERASMUS+がさらに資金面での改善を行い継続すべきものであるしている。「ERASMUSは欧州の成功の歴史の一つであり、若者たちを勇気づけるものである。国境を越えて教育交流のチャンスを利用することはとてもよいことで、国際感覚に優れた若い専門人材は欧州の競争力を強くしてくれる」と語った。
ERASMUSプログラムは世界的に最も知られた人材交流計画であるだけでなく、欧州の3,000に上る大学(うちドイツの大学は325校)の国際化に重要な役割を果たしている。同プログラムによって30,000人以上の外国人がドイツの大学で学んでおり、留学経験のない学生にとっては「自国内での国際化」を体験できる。
EU加盟国及び欧州議会は2013年12月、名称をERASMUS+に変え、プログラムを継続することを決定。2014年から2020年までに約150億ユーロを投入する。
1987年以降、同プログラムを通じ欧州全体で300万人(うちドイツ人45万人)の学生が奨学金を受けた。
[DW編集局]