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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州共同体研究開発情報サービス(CORDIS)
- 元記事公開日:
- 2014/03/19
- 抄訳記事公開日:
- 2014/04/23
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今世紀中には宇宙で生命体が発見されるだろう
Dr. Seth Shostak: 'We are going to find life in space this century'
- 本文:
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欧州共同体研究開発情報サービス(CORDIS)の2014年3月19日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
===宇宙に存在するのは私たちだけなのか?―この疑問は、絶えず人々の想像力を掻き立ててきた。だが、様々なことが分かってくるにつれて、生命のない惑星の銀河の中で、地球だけが命が息づく奇跡の惑星ではないという可能性が高まっている。多くの著名な研究者は、宇宙で他の生命体を発見するのはもはや時間の問題であるとの見解に肯定的である。しかし、我々が実際に銀河系の隣人にどのようなかたちで出会うのか、またはこうした隣人が単なる細胞に過ぎないのか、それとも十分に発達したETのような姿をしているのかは定かではない。
「今世紀中には宇宙で生命体が発見されるだろう」。地球外知的生命体探査研究所(Search for Extra-Terrestrial Intelligence Institute:SETI)で上級研究員・天文学者を務めるSeth Shostak博士は、先週の欧州委員会イノベーション会議(Innovation Convention)でこう断言した。「我々の銀河系以外にも銀河は1,500億ほどあり、それぞれの銀河に地球に似た惑星が数百億個存在する。何か興味深い出来事が起きているのがこの地球だけであるならば、それこそ奇跡だ。また500年にわたる天文学の研究から、我々は、奇跡を信じることは十中八九誤りであるという教訓を得ている」
では、宇宙の生命体はどのようにして発見されるのだろうか? Shostak博士は、それを三つ巴の争いに見立て、今後25年のうちに決着する可能性が高いと考えている。地球に近いところでは、火星、または木星のいずれかの衛星に微生物のようなかたちで生命体が発見されるかもしれない。あるいは他の恒星を巡る惑星の大気中から、生命活動(光合成など)によって生成されるガスの存在を示す証拠が見つかるかもしれない。Shostak博士とSETIの彼のチームが、巨大なアンテナを利用して知的生命体からの信号をキャッチする可能性もある。
我々が他の惑星に生命体を発見したり、無線信号を受信した場合、果たしてどのようなことが起こるだろうか。地球上のものではない微生物が発見された場合、我々は生物学的に多くを知ることができるだろう。しかし、こうした発見は、哲学的にも大きな影響を及ぼすことになろう。Shostak博士の言葉を借りれば、「文字通りすべてが変わる」のである。
[JSTパリ事務所]