[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ノルトライン=ヴェストファーレン州 イノべーション・科学・研究・技術省
元記事公開日:
2014/04/02
抄訳記事公開日:
2014/05/13

ヨハネス・ラウ・研究協会の設立

Künftig unter einem Dach: 13 Institute und Land gründen Johannes-Rau-Forschungsgemeinschaft

本文:

元連邦大統領で、大統領就任前は長年ノルトライン・ヴェストファーレン(NRW)州首相を務めた故ヨハネス・ラウ氏の夫人を迎え、ヨハネス・ラウ・研究協会の設立式典が催された。これに関してNRW州イノベーション科学研究省が概略以下のような報道発表を行った。

ヨハネス・ラウ・研究協会は、NRW州における13の大学外研究機関を傘下におさめる新たな上部団体となり、その総職員数は1,000人を数える。将来的に加盟機関は、共同で後継科学者を育成し、公共活動を行うこととなる。

シュルツェNRW州科学大臣は、「ヨハネス・ラウ研究協会の設立によって、NRW州にとって三つの効果が期待される。それは構造変革における新しいインパクト、州の成長戦略実行における力の結集、研究機関間の協力強化である」と語った。ヨハネス・ラウ研究協会の理事長バーテン教授は、「エンジニア技術から、政策に関する助言、さらには社会科学にいたる非常に幅広い研究を13の加盟機関が行っている。これにより、新しい学際的な研究プロジェクトや複雑化する社会の将来問題に関する分野融合的な助言が可能である。現下のエネルギー転換や大きなインフラ関連プロジェクトに関する議論は、いかに専門分野の境界を越えた協力が必要かを示している」と語った。
同研究協会の加盟については、進歩的テーマに関する傑出した研究活動を行っていることと統一的な基準を満たすことが条件となっている。

加盟機関は Bonn International Center for Conversion、合理化研究所、水廃棄物研究所、応用マイクロ・オプトニクス研究所、エネルギー環境技術研究所、研究・トランスファー研究所、土地都市開発研究所、地下インフラストラクチャー研究所、ヴッペルタール気候環境エネルギー研究所、燃料電池技術研究所、他。

[DW編集局]