4月25日、ジョージ・オズボーン財務大臣は、バイオサイエンス研究の新興企業を支援するため、600万ポンドを拠出してケンブリッジのインフラ・施設を改善することを発表した。以下はその概要。

バイオテクノロジー・生物科学研究会議（BBSRC）はバブラハム研究キャンパスに既に4,400万ポンドを投資したが、今回の拠出で同キャンパスはさらに拡充される。これにより、最先端の研究・事業環境が整備され、バイオサイエンス分野の新たな発見に基づいた革新的な新製品・サービスを開発できるようになる。ケンブリッジではかねてより、英国の研究・イノベーション・キャンパスのビジョンを実現するための整備が行われていた。600万ポンドは、研究設備とオフィスの両方を備えた「バイオインキュベーター」の新設や、キャンパスにおける食事サービスや会議開催のための社会インフラの整備に用いられる。これには、バイオメディカル関連企業の成長を支援し、経済・雇用を促進する狙いもある。

今後、バブラハムをはじめとする研究施設で、世界トップクラスの研究へのアクセスが企業に提供されていく。

[DW編集局]