イスタンブールでトルコ・ドイツ大学（TDU）の開校式が行われた。これに関して連邦教育研究省（BMBF）は概略下記のような報道発表を行った。

ドイツ連邦ガウク大統領とトルコのギュール大統領が揃ってイスタンブールでのトルコ・ドイツ大学（TDU）開校式に出席。TDUは、トルコの国立大学として2013年秋冬学期3つのバチェラーコース、2つのマスターコースでスタートした。当面、5学科（工学、自然科学、法学、経済・経営、人文）学生数5,000が学ぶ。

ヴァンカBMBF大臣は、「トルコ・ドイツ大学には、教育と研究における交流と協力のプラットフォームとしての役割を期待する。トルコ、ドイツ両国を等しく自国と感じてくれるような、優秀な若者を必要としている。学界、経済界において多様性のある若い力が求められている」と語った。同時に、BMBFが2年間100万ユーロの奨学金を用意、TDUのために特に優れた科学者を獲得していくことを明らかにした。

TDUはドイツ側ではBMBFから助成される。助成対象は、アカデミックな運営、ドイツ語を中心とした外国語教育センターである。授業内容をはじめとした学際的な質の維持は、ズースムート元連邦大統領をトップとするドイツ30大学からなるコンソーシアムが担当する。

大学ではドイツ語、トルコ語、必要に応じて英語で授業を行う。トルコ人学生についてはドイツにおいて語学コース、サマースクールが提供される。

[DW編集局]