[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2014/04/05
抄訳記事公開日:
2014/05/28

湖南省に内陸部初の原発建設へ

中国内陆首家核电站将在湖南开工

本文:

2014年04月05日付の「中国科学報」ネット版は湖南省で内陸部初の原子力発電所を建設すると報じた。本記事ではその概要をまとめる。

3月4日、今年の全国「両会」(全国人民代表大会・全国政治協商会議)期間において、全国人民代表大会代表である桃花江核電有限公司の鄭硯国総経理はインタビューを受けた際、桃花江プロジェクトの着工前の準備作業が既に済んでおり、関連部門に対して2014年始動、2015年準備、2016年着工のスケジュールで調整するよう働きかけている旨明らかにした。

敷地面積3000ムー(注:1ムーは6.667アール)の桃花江原子力発電プロジェクトは益陽桃江沾溪鎮荷葉山に位置し、同地域は地質構造が安定し、地震の震度が低く、水源が充実し、原発建設に適した条件を備えている。桃花江原子力発電所は世界最先端かつ安全性が最も高い第3世代原子炉技術を採用し、125万kWのAP1000型炉を4基建設し、総設備容量が500万kWに達する見通しである。

桃花江核電有限公司の責任者は、当該プロジェクトは2008年から前期準備を開始し、昨年までの契約金額が160億元近くに達し、累計46.3億元の 固定資産投資を行い、関連のハードウエア・ソフトウエア建設が既に完成し、工場生産区域の水、電力、排水、送信などのインフラ建設が完備しており、完全に着工条件を満たしていると紹介した。

[JST北京事務所]