[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2014/04/07
抄訳記事公開日:
2014/05/29

海外の技術独占を打破、中国の国産手術支援ロボット

国产手术机器人打破国外同类技术的全球垄断

本文:

2014年04月07日付の「中国科学報」ネット版は中国の国産手術支援ロボットが海外の技術独占を打破したと報じた。本記事ではその概要をまとめる。

4月4日、中南大学湘雅第三病院はこの一週間で国産手術支援ロボットの応用が3例成功したと発表した。国産手術ロボットシステムが臨床に成功したことは、中国の手術ロボットの自主的な創造能力の向上を表し、海外手術ロボットの技術独占を打破した。

低侵襲外科手術ロボットシステム「妙手S」は、天津大学、中南大学が共同開発し、新型の自主知的財産権を所有する内視鏡手術支援ロボットシステムである。海外から輸入された手術ロボットより小型化され、集約化されているという特徴を有し、構造がより精密である。

ロボット手術システムは「内視鏡手術器機コントロールシステム」であり、複雑な外科手術を低侵襲で行う。システムはコンソール、アームと3D ディスプレイで構成され、術者は操作台でアームを操り、外科手術を行う。海外から輸入された手術ロボットはコストが高くて普及しにくい。中国国産手術ロボットが海外から輸入される同類製品を代替することによって、患者の医療費を大幅に低減させることができる。

[JST北京事務所]