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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国科学報
- 元記事公開日:
- 2014/04/08
- 抄訳記事公開日:
- 2014/05/29
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2013年の太陽光発電の新規導入量、中国が首位に
- 本文:
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2014年04月08日付の「中国科学報」ネット版は2013年の中国の太陽光発電新規導入量が首位となったと報じた。本記事ではその概要をまとめる。
欧州太陽光発電産業協会(EPIA)が発表した新たに発電を始めた設備容量を示す新規導入量(速報値)は2013年に37GW増加した。2013年末まで、世界の累積発電容量は前年比35%増の136.7GWであった。中国(世界1位)と日本(同2位)の太陽光発電新規導入量はそれぞれ11.3GWと6.9GWで、アジア太平洋地域が占める割合を57%に大幅に引き上げた。米国が4.8GWで世界3位と続く。
現在、中国の太陽光発電所は主に甘粛(2013年新規導入量の24%を占める)、新疆(18%)、青海(17%)を含め、日当たりが良くかつ居住者がいない西部に集中している。過去一年の発展を経て、中国国内の大手電力会社(中国電力投資集団公司、三峡集団、中国華能集団公司など)は世界で太陽光発電の設備導入が最も多い企業になった。
データによると、昨年の設備導入はほとんど大型太陽光発電所に集中し、今年から分散型太陽光発電所の導入割合を少なくとも60%に上げたいと政府は望んでいる。辺鄙なゴビ砂漠で大規模型太陽光発電所を建設する代わりに、中国はより多く分散型太陽光発電プロジェクトを開発する見込みである。EPIAは中国の強い増加傾向はこれからも数年続くと予測した。 [JST北京事務所]