[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWi)
元記事公開日:
2014/05/07
抄訳記事公開日:
2014/05/30

技術計画 “E-Energy – Smart Energy made in Germany“

Gabriel: Informations- und Kommunikationstechnologien sind ein wichtiger Baustein der Energiewende

本文:

ガブリエル連邦経済エネルギー(BMWi)大臣に技術計画 “E-Energy – Smart Energy made in Germany“ に関する最終報告が手渡された。これに関してBMWiは概略下記のような報道発表を行った。

BMWiの委託による技術5ヵ年計画 “E-Energy – Smart Energy made in Germany“の目標は、再生可能エネルギーの供給拡大と、情報通信技術を用いた電力供給改善の可能性を見出すことである。

ガブリエルBMWi大臣は「ドイツにおけるエネルギー供給の転換は、是が非でも成功させたい世紀のプロジェクトだ。再生可能エネルギー供給拡大と電力網の整備を密接に組み合わせ、企業や家庭のエネルギー効率を高めていかなければならない。情報通信技術の利用によって電力網の運用が著しく効率的になりうる」と語った。

BMWiと連邦環境自然保護建設原子炉安全性省(BMUB)はドイツの産業界と共同で6つのモデル地域を設定し、2008年から2013年の間にインテリジェントな電力供給網、いわゆるスマート・グリッドに関するキーテクノロジー及びビジネスモデルを研究、開発、実証してきた。スマート・グリッドにおける標準化強化に関するタイムテーブルも作成。BMWiとBMUBはこのモデルプロジェクトを6,000万ユーロで助成、産業界は8,000万ユーロを拠出した。この最終報告書は、情報通信技術の利用強化によって、多くの小規模設備でつくられたエネルギーの直接市場化など、新たなビジネスモデル、企業のチャンスが生まれることになりうる、としている。

[DW編集局]