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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 科技日報
- 元記事公開日:
- 2014/04/08
- 抄訳記事公開日:
- 2014/05/30
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中国、バイオマス燃焼技術研究で重要なブレークスルーを取得、スモッグ対策への貢献も期待される
- 本文:
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科技日報は2014年4月8日付で、中国が産学連携型の研究において、バイオマス燃焼中に発生するコークス化等の難題を解決する技術を開発したと報じた。本記事でその概要をまとめる。
報道によると、江蘇東工環境保全技術股份公司は、天津大学と東南大学と提携して「ハイパワー抗コークス化固体・ガス複合燃焼技術及び装置」研究課題を実施し、バイオマス成形燃料(BMF)に使う抗コークス化添加剤及び固体・ガス複合燃焼技術を開発した。これによって、藁などのバイオマスに大量に含まれるカリウムやナトリウムの解消及び燃焼中のコークス化等の難題解決を実現したという。また、この成果に対する審査委員長を担当した岑可法・中国工程院院士は、この成果について、中国で大量に生産されている藁を石炭の代替としてエネルギーに利用することを可能にし、スモッグ等大気汚染の解決にも貢献出来ると高く評価した。
[JST北京事務所]