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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国科学報
- 元記事公開日:
- 2014/04/11
- 抄訳記事公開日:
- 2014/06/03
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重金属汚染耕地、修復の試行が開始
- 本文:
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2014年04月11日付の「中国科学報」ネット版は今年から中国が重金属汚染耕地の修復を開始すると報じた。本記事ではその概要をまとめる。
中国財政部(財務省)、中国農業部(省)の10日の発表によると、中国は今年、重金属汚染耕地の総合的な修復作業を開始し、まず湖南省長株潭地区で試行を進めることになった。中国財政部は、「中央財政は今年、湖南省の試行地区に特別資金を提供し、耕地の保護と質の向上を支援する。耕地の品質改善と汚染耕地の修復を強化し、重金属汚染耕地での環境基準を満たす稲の生産を実現し、国家食糧安全および国民の食生活の安全を保障する」と表明した。
専門家によると、重金属汚染耕地は予防も改善も可能であり、稲のカドミウム蓄積もコントロール可能とのこと。土壌そのものにも、一定量のさまざまな重金属が存在しており、外部からの汚染により重金属の濃度が高まる。耕地の品質が低下し、土壌酸化などにより活性化された場合、農作物に吸収・蓄積される可能性がある。環境にやさしい耕作などの措置により、農作物の重金属吸収・蓄積をコントロールできるとのこと。
中国農業部は、今年の試行は、その土地の状況に応じた措置を講じ、政府が指導し、農民が自主的に取り組み、収穫を減らさないという基本方針に基づき、技術と関連措置を合理的に制定すると表明した。
[JST北京事務所]