欧州委員会は、2014年5月16日に標題のプレスリリースを発表した。以下にその概要をまとめる。
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アイスランドとノルウェーは、本日、Horizon2020に協力する初めての非EU加盟国となった。Horizon2020とは、今年１月に始まったEUの７年間の研究開発・イノベーションの枠組みプログラムである。本決定は、欧州経済圏（EEA）共同委員会の会議で下された。これに伴い、両国の研究者及び企業は、EUのカウンターパートと同じ条件でHorizon2020に参加できるようになる。その見返りに、両国は、予算額800億ユーロの史上最大規模のEU研究イノベーション・プログラムであるHorizon2020に財政面で貢献することになる。

両国は、特定分野の卓越した科学的基礎と強みをHorizon 2020とEUに提供してくれる。ノルウェーの科学者たちは、環境・気候変動・海洋・食品安全・エネルギー研究などの分野で地球規模の課題に取り組んでいる。また、アイスランドは、地熱エネルギー生産に関する優れた知見を持っており、同国の気候変動・海洋生物多様性に関する研究力もまた欧州に利益をもたらすだろう。

＜背景＞
ノルウェーは1987年から、アイスランドは1994年から、それぞれEUの研究イノベーション・プログラムに連携してきた。本連携はHorizon2020の開始時に遡って効力を発する。

[DW編集局]