[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
独語
公開機関:
ノルトライン=ヴェストファーレン州 イノべーション・科学・研究・技術省
元記事公開日:
2014/05/14
抄訳記事公開日:
2014/06/05

地域イノベーション・ネットワーク「健康な高齢化」1周年を迎える

Regionales Innovaionsnetzwerk „Gesundes Alern“ feiert einjähriges Bestehen – Miniserin zieht positives Bilanz

本文:

地域イノベーション・ネットワーク「健康な高齢化」が1周年を迎えた。これに関してNRW州イノベーション科学研究省は概略以下のような報道発表を行った。

「健康な高齢化」ネットワークが1周年を迎えるに当たり、シュルツェNRW州イノベーション科学研究大臣は、「進歩した社会でこそ、高齢になっても健康に生きることができる。それを実現したこのネットワークは成功であるといえる」とプラスの評価を下した。

「健康な高齢化」ネットワークは、高齢の人間が活発で、健康かつ自己決定のできる生活を可能にすることを基本的理念に、健康地域ケルンボン協会が中心となって、地域イノベーション・ネットワークを立ち上げた。 この地域のさまざまな研究開発能力を活用することを目的としている。 多くの調査を実施したり、高齢化に関する理解を深めるためのワーキンググループを組織したりしている。一貫した知識移転が社会的な課題の解決策を導き出すであろう。

シュルツェ大臣は「高齢化は21世紀の重要なテーマであり、大きな課題となっている。加齢による疾病だけでなく、高齢者の生活、居住環境、労働の可能性等も研究しなければならない」と語った。分野を越えた知識の移転やネットワーク化はますます重要になる。

20世紀中頃と比較すると、ドイツ人の平均寿命は約15年伸びている。最近の予測によれば2060年までには人口の1/3は65歳以上となり、2050年には15歳未満の人間よりも61歳以上の人間のほうが多くなる、とされている。

[DW編集局]