2014年05月17日付の「中国科学報」ネット版は、今年の公的派遣留学生が2万1千人に達したと報じた。本記事ではその概要をまとめる。

5月17日、中国国家留学基金管理委員会は、北京で公的派遣留学生の事前ビデオ研修会を開いた。中国国家留学基金管理委員会は今年、「国際機関インターンシッププロジェクト」をスタートし、周辺国家、中東欧各国との海外留学プロジェクトを重点的に実施し、専門知識に精通した人材を育成し、地域問題の研究水準を引き上げる方針を示した。

近年、公的派遣留学生の規模が徐々に拡大し、1996年の2,044人から2014年の21,350人に上がり、約11倍増加した。今回のビデオ研修会のメイン会場が中国教育部に設置され、12の中央の部・委員会（中央省庁）、393の大学、230の科学研究機構および137社の大手企業からの留学生が、各地のサブ会場で研修会に参加した。中国外交部、清華大学などの専門家・研究者により、公的派遣留学の規定、要求、関連手続きを説明した。

[JST北京事務所]