[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2014/05/05
抄訳記事公開日:
2014/06/24

H7N9型鳥インフルエンザの研究で重要な進展

H7N9流感疫苗研究获进展

本文:

2014年05月05日付の「中国科学報」ネット版は、H7N9型鳥インフルエンザの研究で重要な進展を遂げたと報じた。本記事ではその概要をまとめる。

このほど、広州医科大学と中国科学院広州生物・医薬健康研究院が共同構築した呼吸疾患国家重点実験室は、H7N9型鳥インフルエンザの研究で重要な進展を遂げ、関連成果を学会誌「Antiviral Research」オンライン版に発表した。

同実験室のスタッフは4月8日、鳥インフルエンザ情報共有の国際推進機構(GISAID)からH7N9ウイルスの遺伝子情報を取得し、ウイルスレスキューのための逆遺伝子技術を利用し、H7N9組み換えワクチン(AH-H7N9-PR8)を独自に開発し、不活化全粒子ワクチンを製造した。同プロジェクトは中国国家衛生・計画生育委員会、中国科学技術部、広州市教育局の経費支援、広東省出入境検験検疫局生物安全3級実験室と北京医学科学院動物研究所のサポートを受けていたという。

*注 研究結果としての論文:Induction of neutralizing antibodies to influenza A virus H7N9 by inactivated whole virus in mice and nonhuman primates

[JST北京事務所]