[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2014/05/05
抄訳記事公開日:
2014/06/24

環境保護局、10項目の大気汚染防止改革任務を提起

环保部:今年将启动10项改革防治大气污染

本文:

2014年05月05日付の「中国科学報」ネット版は、環境保護局が10項目の大気汚染防止改革任務を提起したと報じた。本記事ではその概要をまとめる。

今年、環境保護部は引き続き『大気汚染対策10カ条の措置』の実施に一層力を入れ、10項目の大気汚染防止改革任務を展開し、大気、水、土壌の保護を強化し、環境の質を徐々に改善することを目指すという。10項目の大気汚染防止改革任務は次の通りである。

1. 汚染物質排出の管理制度を強化する。
2. 環境情報をリアルタイムに公開し、通報制度を完備させる。
3. 汚染物質排出許可制度を完備させ、企業・事業団体の汚染物質排出総量をコントロールする。
4. 生態環境の損害発生の責任者に対して賠償制度を厳しく実行する。
5. 陸海結合で生態の保全・回復と汚染防止区域が連動するメカニズムを構築する。
6. 成果の審査評価システムを完備させ、健全な生態系及び生態系保全の目標体系を構築する。
7.計画的に空間利用体制を構築し、生態保護のレッドライン(越えてはならない一線)を画定する。
8. 主体機能区制度(*)を実施し、ナショナルパーク体制を構築する。
9. 自然資源資産負債表を作成し、環境資産の算定方式を検討する。
10.環境保護市場を発展させ、汚染物質の排出権取引制度を推進する。

*注:各地域の資源、環境受容能力、成長潜在力に基づき、国土空間を分類する考え方のことである。

[JST北京事務所]