[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国立研究機構(ANR)
元記事公開日:
2014/05/27
抄訳記事公開日:
2014/06/24

2014年CNRSイノベーション功労賞: クロード・グリソン氏が受賞

Médailles de l’innovation CNRS 2014 : l’ANR se réjouit de voir Claude Grison récompensée

本文:

国立研究機構(ANR)の2014年5月27日の標記発表の概要は以下のとおり。

「生態系に着想を得た」化学の専門家、クロード・グリソン氏に、植物を活用した鉱山の自己浄化に関する業績で、6月18日に2014年CNRSイノベーション功労賞が授与される。同氏は2011年に、鉱山廃棄物に関する化学の成果利用とグリーン・リサイクルに関するプロジェクトでANRの支援を受けている。

モンペリエ第2大学教授で生物発想化学・環境イノベーション研究室(CNRS/モンペリエ第2大学/Stratoz)室長であるクロード・グリソン氏は、国際的にも著名な化学者である。同氏の「生態系に着想を得た」化学に関する研究は、天然の一次素材、環境に適合した処理方法の実施、鉱山廃棄物に関わる生態系・環境上の問題解決を基本とする。その研究は「Stratoz」社創設の起源となっており、この会社は上記生態化学の産業化を狙ったツールの開発を行っている。

2014年CNRSイノベーション功労賞はクロード・グリソン氏のほか、生物学者のバーバラ・ドゥムネ氏、廃水の処理・有効活用に関する化学工学専門家のヴァレンチナ・ラザロヴァ氏、生理化学者のディディエ・ルー氏が受賞する。

[DW編集局+JSTパリ事務所]