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- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州共同体研究開発情報サービス(CORDIS)
- 元記事公開日:
- 2014/04/01
- 抄訳記事公開日:
- 2014/06/26
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脳疾患への取組みのためのハイテクソリューション
- 本文:
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欧州共同体研究開発情報サービス(CORDIS)の2014年4月1日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
===圧力セル(pressure cells)は、急増しているアルツハイマー病などの退行性疾患の問題への取組みを支援する上で、どのように役立つのだろうか?これは、NMI3(中性子散乱・ミューオン分光法統合構想(Neuron Scattering and Muon Spectroscopy Integrated Initiative))の資金援助を受けた新たなプロジェクトが取り組もうとしている課題の一つである。
このプロジェクトにおいて、ドイツに拠点を置く「ユーリッヒ中性子科学センター(Julich Centre for Neutron Science:JCNS)」は、いくつかの科学分野における研究の可能性を高めるために、新たな圧力セルの開発を進めている。
圧力セルは、「土塊内の圧力または剛性壁に対する土圧を測定するための装置」と定義される。これらは、中性子散乱に対して有用なツールとなる。事前に設定された、より安定した圧力条件下でのサンプルの分析が可能になるからである。EUの第7次フレームワークプログラムから資金提供を受ける新たな研究は、Henrich Frielinghous(JCNSの動力学的/動的測定タスクリーダー)とMarie-Sousai Appavou(JCNS)の主導のもとに進められる。両名は、大きな入射ビーム断面と大きな出射角に対応できる非磁性圧力セルの開発を担当することになる。
[JSTパリ事務所]