国民教育・高等教育・研究省は2014年5月27日、現地レベルでの戦略検討支援ツールを各地域関係者に提示する目的で、標記文書を公表した。それによると本文書の目的には次のようなものがある。

・各地域別診断の目的は、現地全体の視点で見た高等教育・研究・イノベーションの現状(主要な数字、動向、関係者の組織体制、長所・短所の分析)を提示することである。
・本文書には、様々なレベルの関係者が高等教育・研究・イノベーションに関する戦略的判断の根拠とすることの出来る要件が記載されている。
・フランス本土(コルシカを含む)を19の地域に分けて分析が行われた。
・一定分野で顕在化させた豊富なデータに加えて、2014年版では「将来への投資」プログラムの成果とその現地政策への影響の分析を加味した。バカロレア(大学入学資格)取得後の教育に焦点を当てた診断も付加されている。

各地域の診断結果には、その地域内に分布する研究機関等のマップが示され、またその地域の教育、研究、イノベーションの潜在能力が定量的に示されている。この文書は各地域ごとにそれぞれPDF形式でダウンロードできる。

[DW編集局+JSTパリ事務所]