2014年05月14日付の「中国科学報」ネット版は、中国が100ペタFLOPS級スパコンを開発すると報じた。本記事ではその概要をまとめる。

中国の曙光公司は、演算速度が1ペタFLOPS級に達するスパコン「星雲」に続き、100ペタFLOPS級（1秒に10京（ケイ=10の15乗）回の計算性能）スパコン「曙光7000」の開発を間もなく開始する見通しである。

曙光公司の歴軍総裁によると、曙光7000は未来の市場ニーズを満たすために設計される新型スパコンで、プロセッサ、高速通信網、大規模ストレージシステム、システムソフト、応用ソフトは、いずれも独自の技術を採用している。曙光7000の性能、効率、技術、応用水準は世界トップクラスに達する見込みで、国際市場への進出を計画しているという。

[JST北京事務所]