[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
ビジネス・イノベーション・技能省(BIS)
元記事公開日:
2014/06/09
抄訳記事公開日:
2014/07/01

生物医学研究への4,800万ポンドの新規投資

David Willetts welcomes Universities Week with £48 million investment in biomedical research

本文:

英国政府の2014年6月9日付標記報道発表によると、同日デイヴィッド・ウィレッツ(David Willetts)ビジネス・イノベーション・技能省/大学・科学担当大臣がボーンマス大学での講演において生物医学研究に4,800万ポンドの新規投資を行う旨発表したところ、概要は以下のとおり。

(ファンディング対象として)70件以上の最先端研究プロジェクトが選ばれ、その中にはアルツハイマー病を特定できる画期的な血液検査、パーキンソン病に対する新たな遺伝子治療、がん性腫瘍の新たな治療法、黄疸にかかった新生児や乾癬などの場合に光線療法を施すことのできる装着型毛布などがある。

英国のライフサイエンス産業は世界でも有数の産業で、4,000社以上を擁して約16万人を雇用し、500億ポンドを超える年間総売上高を有する。英国の経済成長への貢献度では3番目に大きい。その成功は、今後の英国経済の成長、つまり新しい製品を作りそれを世界に販売することで経済のバランスを取り戻そうとする我々の目標にとっての鍵となる。グローバルに見ると、この産業は、研究協力やそのアウトソーシング、患者での早期臨床試験により重点を置きつつある。

上記プロジェクトへのファンディングは生物医学カタリスト(生物医学活性化計画)を通じて行われる。生物医学カタリストは、医学研究会議(MRC)と技術戦略審議会(TSB)が共同で運営するスキームで、保健医療上の課題解決策の追究を目的とする。発見研究から商業的応用に至る移行を迅速化するのに最高の機会をライフサイエンス分野に提供し支援するものである。

[DW編集局]