[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2014/05/16
抄訳記事公開日:
2014/07/02

CAS、NSFC 論文のオープンアクセスを共同推進

中科院、基金委:公共资助论文可开放获取

本文:

2014年05月16日付の「中国科学報」ネット版は、CAS、NSFCが論文のオープンアクセスを共同推進すると報じた。本記事ではその概要をまとめる。

中国科学院(CAS)は15日、公的助成研究成果論文へのオープンアクセスを促進するとの声明を発表した。中国国家自然科学基金委員会(NSFC)も同様のオープンアクセス方針を発表した。オープンアクセスというのは、科学技術雑誌に掲載された論文を、インターネットを通じて閲覧可能な状態に置くことを指す。

中国科学院の声明において、同院は研究者・大学院生が論文の査読済み最終稿を所属機関のオープンアクセスリポジトリへ収載(同論文の発行から12か月以内に)することを求めている。中国科学院の潘教峰副秘書長は、「公的助成研究成果論文は社会全体の共有資源であり、論文を社会に公開することは、科学者の義務及び責任である」と表明した。

関連情報によると、中国は既に科学技術投入・産出の大国となり、一部の科学研究機構および大学は積極的にオープンアクセスリポジトリを構築し、600余りのハイレベルな学術雑誌の公開・出版を実現した。

[JST北京事務所]