[本文]
-
- 国・地域名:
- 米国
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 米国科学振興協会(AAAS)
- 元記事公開日:
- 2014/05/07
- 抄訳記事公開日:
- 2014/06/30
-
基礎研究には連邦政府の持続的な投資が必要: 元ロッキード・マーチン社CEOの発言
Basic Research Needs Sustained Federal Investment, Says Norman Augustine
- 本文:
-
米国科学振興協会(AAAS)の2014年5月7日標記報道発表によると、元ロッキード・マーチン社CEOのノーマン・オーガスティン氏は、AAAS科学技術政策フォーラムにおいて「連邦政府の研究開発予算が、研究開発の悩みの種であるファンディングの変動を小さくするのに役立つ可能性がある」と述べ、さらに以下のような指摘をしている。
「4兆ドルの連邦予算があれば、問題は米国が実質的に投資する余裕がないということではなく、むしろ我々の選択の問題である。長期的に見て我々にとって重要なのは何かということである。連邦政府のファンディングによる研究開発のシェアでは米国は今や29番目の国になっている。しかも危機の時代に増やしたファンディングをそれが過ぎると落とすという一貫性のないやり方が、結果として政府の非効率を招き、合理的な科学プログラムの実行を不可能にしている。しかしながら科学研究における連邦政府の役割は重要である。民主主義における政府の最も基本的な任務の一つは、一般市民の関心はあるが民間セクターでは出来ないかやらない事項を実行することである。産業界は、即時の見返りに結びつかない基礎研究よりは、科学研究の成果を応用して実益を求める開発に重点を置く傾向がある。」
[DW編集局]