[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2014/05/19
抄訳記事公開日:
2014/07/02

中国最小のコンピューター、国産プロセッサ「龍芯」を搭載

基于龙芯的体积最小计算机问世

本文:

2014年05月19日付の「中国科学報」ネット版は、国産プロセッサ「龍芯」を搭載した純中国産の最小のコンピューターが開発されたと報じた。本記事ではその概要をまとめる。

18日に明らかにしたところによると、国家ハイテク研究発展計画(863計画)及び「核高基(中核電子機器、高性能汎用プロセッサ、基盤ソフトウェア)プロジェクト」の支援を受け、中国のスーパーコンピュータ開発企業である曙光公司は、国産プロセッサ「龍芯」を搭載した最小のコンピューター「曙光竜騰L200」の開発に成功したという。

曙光公司の歴軍総裁によると、「曙光竜騰L200」は純国産のオペレーティングシステムを採用し、中国国内のオフィスソフト、データベースソフト、ミドルウェアと互換性があり、デスクトップコンピュータの実用性を大幅に引き上げ、IT運営とメンテナンスのコストを最小限に抑え、日常のオフィスニーズに対応できるという。

中国が独自に開発したプロセッサ「龍芯3A」、「龍芯3B」を搭載した「曙光竜騰L200」は、完全に独自の知的財産権を有している。同コンピューターは高さが30センチ、幅が9センチ、奥行きが32.6センチで、重量が僅か3.5kgと軽く、これまでで中国最小のコンピューターと称される。

[JST北京事務所]