2014年05月22日付の「中国科学報」ネット版は、中央財政が国家重点実験室に30億元の特別経費を支給したと報じた。本記事ではその概要をまとめる。

中央財政はこのほど、国家級基礎研究基地のイノベーションと発展を促すため、30.5億元の特別経費を支給したという。中国の財政部（財務省）が明らかにしたところによると、2007年から、中央財政は国家重点実験室特別経費を設置し、運営の開放、課題の自主選択、科学研究機器の更新という3つの面からサポートし、累計203.8億元の経費を投入した。そのうち、2014年には259の国家重点実験室に30.5億元を割り当てた。

中央財政は支援、管理方式を革新し、5年周期で定期評価を実施し、評価結果に基づき分類ごとに予算を割り当てている。同時に、機器・設備の購入を全国における科学技術資源の調査結果と結びつけ、購入の重複の防止策として手を打っている。

[JST北京事務所]