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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国科学報
- 元記事公開日:
- 2014/05/27
- 抄訳記事公開日:
- 2014/07/04
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CAS強磁場科学センター、極低温試験システムを構築
- 本文:
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2014年05月27日付の「中国科学報」ネット版は、CAS強磁場科学センターが極低温試験システムを構築したと報じた。本記事ではその概要をまとめる。
中国科学院(CAS)合肥物質科学研究院が26日に明らかにしたところによると、強磁場科学センターはこのほど、極低温試験システムを構築したという。同システムは室温から325ミリケルビン(マイナス272度)の極低温まで、電気輸送、熱輸送、磁気測定などの実験を行うことができる。これは、中国国内初の強磁場と極低温を組み合わせた実験システムである。
中国科学院(CAS)強磁場科学センターの研究スタッフは国際的な強磁場実験室の経験を活用し、ライトゲージのステンレス鋼管を5本使用し、6.6㎜の空間で室温から325ミリケルビンまでの温度調整を実現した。研究スタッフは同システムを利用し、国内で初めて定常強磁場と極低温を組み合わせた科学実験を完成した。
[JST北京事務所]