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- 国・地域名:
- 南アフリカ
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 南アフリカ国立研究財団(NRF)
- 元記事公開日:
- 2014/04/15
- 抄訳記事公開日:
- 2014/07/07
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食糧安全保障のCOE(中核研究拠点)を開設
- 本文:
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南アフリカ国立研究財団(NRF)の2014年4月15日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
===競争力と食糧安全保障を備えた国家の創出という南アフリカの意欲は、4月15日(火曜)、ザ・ウェスタン・ケープ大学(UWC)に食糧安全保障に関する科学技術省(DST)と国立研究財団(NRF)の中核研究拠点(Centre of Excellence:CoE)が開設されたことでさらに強化された。
食糧安全保障は、すべての人々がいつでも、活動的で健康的な生活を送るのに十分な食糧を入手できること、として定義されている。南アフリカが食糧安全保障を実現する国になるためには、国レベルでも地方レベルでも食糧を入手できるようにする必要があり、人々は、自ら生産する、購入する、または物々交換するといった食糧を手に入れるための手段を持たなければならない。また人々は、自分たちが食べるものについて選択できるだけの知識を持たなくてはならない。
各種調査研究によれば、南アフリカでは都市化された生活を送る人々は人口の60%を超えており、食糧不足が蔓延していることが示されている。また、南アフリカ統計局(Statistics South Africa)によれば、南アフリカ人の約45%が貧困ラインを下回る生活レベルにあるという。郊外でも都市部でも、小児の5人に1人が慢性的な栄養不良に陥っており、南アフリカの世帯のおよそ10%が毎月飢えを経験している。
この食糧安全保障のCoEは、10年前のCoEプログラムの開始以来、Historically Black大学が初めて設立・共同設立するものである。Derek Hanekom科学技術相は、この研究拠点の設立を契機に、食糧安全保障の実現に弾みがつくことを期待する、と述べた。
[JSTパリ事務所]