[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国立衛生研究所(NIH)
元記事公開日:
2014/06/18
抄訳記事公開日:
2014/07/09

NIHが研究者・学生向けに公開Webサイト「3Dプリント交換所」を立ち上げ 

NIH launches 3D print exchange for researchers, students

本文:

国立衛生研究所(NIH)の2014年6月18日標記報道発表の概要は以下のとおり。

NIHは、保健・科学に関連する3Dプリントファイルを利用者が共有、ダウンロード、編集できる公開Webサイト「NIH 3Dプリント交換所」を立ち上げた。これらのファイルはたとえば、研究室の特注機器や細菌・人体の模型のプリントに使用できる。この発表は科学、技術、工学、数学における米国のイノベーションを称えるイベント「第1回ホワイトハウス・メーカーフェア」に合わせて行われた。

NIHはウィルスの研究、研究室装置の修理や増強、また医学的な手順を考える場合の補助手段として、3Dプリンティング、つまりデジタルモデルからの物体の作成を活用している。「NIH 3Dプリント交換所」はこのようなタイプのファイルの自由な利用を可能にする。その場合、初めての利用者にはビデオによる解説が用意され、協働作業を促進するためのディスカッション・フォーラムも準備されている。このサイトではまた研究・臨床データをプリント可能な3Dファイルに変換するツールも備えている。

「3Dプリント交換所」は、NIHの国立アレルギー感染症研究所(NIAID)が主導する協働作業の取り組みである。他にも国立ユニス・ケネディ・シュライバー小児保健発達研究所(NICHD)や国立医学図書館(NLM)など、NIHの他の構成機関からの支援がある。

「3Dプリント交換所」は保健福祉省(HHS)が所管のプログラムを通して一部資金を負担している。

[DW編集局]