[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2014/06/05
抄訳記事公開日:
2014/07/11

清華大学とハーバード大学、国際学術シンポジウムを共催

清华与哈佛合办国际学术研讨会

本文:

2014年06月05日付の「中国科学報」ネット版は、清華大学とハーバード大学が国際学術シンポジウムを共催したと報じた。本記事ではその概要をまとめる。

6月3日、清華大学と米ハーバード大学共催の「清華―ハーバード、低炭素発展の市場メカニズムに関するシンポジウム」が清華大学で開かれ、中国、EU、豪州等からの専門家60人余りが会議に出席した。清華大学の謝維和副学長、環境保護部の李幹傑副部長、科学技術部の呉忠沢元副部長が開幕式に出席し、開幕の挨拶をした。今回の会議は、清華大学科学教育政策研究センターとハーバード大学ケネディ行政大学院(KSG)の中国持続可能なエネルギー発展研究チームによって共同実施された。

今回の会議には、「炭素排出削減のメカニズム」「低炭素技術のイノベーション奨励政策」「水資源とエネルギーの持続可能な発展」という3つのサブフォーラムを設置された。清華大学エネルギー環境経済研究所の張希良教授、清華大学公共管理学院の蘇竣教授、アデレード大学水資源・環境政策研究会のMichael Young教授は、それぞれ講演を行った。会議に参加する専門家は、講演内容及び秘書処が指定した5つの事例をめぐって討論を展開した。

会議に出席した専門家は、「現在の大気汚染や温暖化等の一連の問題が、人類の持続可能な発展を制約しており、省エネ・低公害・低排出を特徴とする発展モデルを構築し、エネルギー構造を完備させ、生態環境を保護し、産業転換・グレードアップを推進すべきである。低炭素発展の未来は、技術革新、効果的な公共政策、整った市場メカニズムの相互作用を必要とする」との見方を示した。

[JST北京事務所]