[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWi)
元記事公開日:
2014/06/17
抄訳記事公開日:
2014/07/11

未来のものづくりに関する新しい技術プログラム

Zypries startet neues Technologieprogramm für die Industrieproduktion von morgen

本文:

連邦経済エネルギー省(BMWi)が、新しい技術プログラムAutonomic for Industry 4.0をスタートさせた。これに関してBMWiは概略下記のような報道発表を行った。

ツュプリスBMWi次官が、Autonomic Innovation Days会議に当たり、公式にBMWiの新しい技術プログラムAutonomic for Industry 4.0(オートノミク)開始を宣言した。

ツュプリス次官談:「ものづくりにおける、インターネットによる生産と製品との密接な結びつきがもたらす変革は、最も重要な未来のチャンスの一つである。製造業におけるドイツの世界的な位置づけを確保し、拡大するため、このチャンスを利用しなければならない。Industry 4.0の重要課題はドイツの機械設備技術、自動化技術、輸送技術、電子技術、IT技術における卓越性を結束させることにある。生産に関する国際的に受容される規格や標準をドイツから発することを目標としなければならない。要素技術であるインターネット技術では、ドイツと欧州がより強固なポジションを作り上げなければならない」。

極めて柔軟で、ユーザー個々の希望に応じた、省資源・省エネを実現した生産、それがIndustry 4.0、いわゆる第四次産業革命の目標である。ドイツ IT・通信・ニューメディア産業連合会(BITKOM)の調査によると、Industry 4.0技術の経済付加価値は、機械設備、電子技術、自動車、化学産業、農業、ITの分野だけでも、2025年までに780億ユーロとなっている。

BMWiは新しい技術プログラムAutonomic for Industry 4.0によって、将来のスマート・プロダクションの実現可能性、経済的な利用価値を明らかにしようとしている。多くの研究機関、経済界が参加している合計14プロジェクトが、BMWiによる助成の対象となった。

[DW編集局]