ツュプリス連邦経済エネルギー省（BMWi）政務次官が第5回ネットワーク・ニュートラリティ専門会」の開会を宣言した。これに関してBMWiは概略下記のような報道発表を行った。

同会議は、経済界、学界、政界など国内外の専門家が「中立性」というテーマでその推移、展開に関して意見交換を行うための場である。会議の中心となるのはオープンかつ自由なインターネットの確保と特別サービスの取り扱いといった議題。

ツュプリス同省次官は、「インターネットの普及とデジタル化の進展は長期的に見れば、ドイツの競争力を決定づけるものとなる。インターネットは意見発表、社会や経済に参加するための重要な空間である。自由で、オープンなインターネットを維持し、ダイナミックに発展を進めていきたい。そのためにも中立性を法的に保証しなければならない」と語った。

EU委員会は2013年9月にエレクトロニック・コミュニケーションの欧州域内市場およびネットワーク化された大陸の実現に関する措置についての法案を提示。同法案は中立性に関する規定を含んでいる。欧州議会の集中的審議を経て2014年4月に変更案が提出された。現在は同法案が閣僚委員会において議論されている。

[DW編集局]