国民教育・高等教育・研究省の2014年6月24日標記報道発表の概要は以下のとおり。

フランスで最高性能の研究用スーパーコンピュータをGENCI社が導入し、これによりフランスは計算基盤の領域で欧州および国際レベルで最高クラスの地位を確保する。毎秒2.1ペタフロップスのこのBull社製スーパーコンピュータは、3つの国立計算センターの一つである国立高等教育情報科学センター(CINES)に設置される。

極限シミュレーションに使用されるこの先端装置は、気候学、燃焼、天体物理学、医学、生物学、プラズマ物理学、材料科学など多様な領域の研究向上にも役立つ。

この導入はドイツ、スペイン、イタリア、フランスに設置する6台のスーパーコンピュータで構成する基盤「PRACE」という欧州レベルの取り組みを補完する国家戦略の一環である。

GENCI社は2007年に政府が設立した民間会社で、国が49%、CEAが20%、CNRSが20%、大学が10%、INRIAが1%出資している。

[DW編集局+JSTパリ事務所]