[本文]
-
- 国・地域名:
- EU
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- 欧州研究会議(ERC)
- 元記事公開日:
- 2014/06/10
- 抄訳記事公開日:
- 2014/07/22
-
ERCの競争的助成金に2,525件の応募
- 本文:
-
欧州研究会議(ERC)の2014年6月10日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
===欧州研究会議(ERC)の2014年強化研究者助成金(Consolidator Grant)の公募に、計2,525件の応募が寄せられた。これは、EUの新しいフレームワーク プログラム「ホライズン2020(Horizon 2020)」に基づく2回目の募集である。昨年は応募数が急増し(48%)、3,679件に達したが、2014年の応募数は31%減少している。この2014年の数字は、2012年とほぼ同じである。
ERCが定める3つの分野における今回の応募件数の分布は次の通りである。「物理・工学分野」に1,201件、「生命科学分野」に797件、「社会科学・人文分野」に527件。今年の募集の総予算は7億1,300万ユーロである。提案が採用される確率は約15%、つまりおよそ400件に助成金が交付されることになる。2013年には、トップレベルの研究者に合計約5億7,500万ユーロの助成金が付与された。この時の採用確率は8.5%であった。
昨年来、ERCのスターティング助成金(Starting Grant)制度は2つに分割されている。1つは新設されたERC強化研究者助成金であり、博士号取得後7年から最高12年の経験を有する研究者を対象としている。もう1つはERCスターティング助成金で、博士号取得後の経験が2年以上7年以下の研究者を対象としている。一昨年までは、スターティング助成金の中で2つの別の流れとして現在と同等の区分がなされていた。
[JSTパリ事務所]