2014年06月23日付の「中国科学報」ネット版は、中国・EU環境整備プロジェクト第3回全国会議が開催されたと報じた。本記事ではその概要をまとめる。

6月19日、中国・EU環境整備プロジェクト第3回全国会議が北京で開催された。今回の会議は「環境整備政策のイノベーションと実践」をテーマとし、環境整備における大衆の参与を重点的に討論した。また、環境情報の公開、環境司法、企業の環境責任等について討論を行った。

駐中欧州連合代表部のLars Gronvald協力部部長、中国環境部国際合作司の涂瑞和副司長、中国環境保護部政策法規司（政法司と略称）の別涛副司長等は開会の式辞を述べた。別涛副司長は、「当該プロジェクトが正式稼働から4年が経ち、プロジェクト全体は試行錯誤が続いている。15項目に渡るプロジェクトは、多くの省・市・部門に及び、基本的な方向がますます規範化され、管理体制がますます厳しくなり、実績もどんどん増えている」と表明した。

Lars Gronvald協力部部長は式辞において、「欧州連盟は中国といろいろな協力を展開している。欧州も汚染問題に直面していて、環境整備に取り込んでいる。両国は互いの経験を参考にし合い、共に環境保全を推進していきたい」と語った。

[JST北京事務所]