[本文]

国・地域名:
米国
元記事の言語:
英語
公開機関:
国防高等研究計画局(DARPA)
元記事公開日:
2014/06/26
抄訳記事公開日:
2014/07/25

DARPAロボティクス・チャレンジ、次は2015年6月南カリフォルニアで 

The DARPA Robotics Challenge Continues June 2015 in Southern California

本文:

国防高等研究計画局(DARPA)の2014年6月26日標記報道記事の概要は以下のとおり。

2015年6月5~6日、カリフォルニアは「DARPAロボティクス・チャレンジ(DRC)」決勝(Finals)の舞台となる。世界中のチームがポモナ(カリフォルニア)に集い、災害対応目的で人の監視下で動くロボット技術実証で最優秀者に贈られる2百万ドルの賞獲得を競う。

DRCは、自然災害や人為的災害対応で救急隊員を援助する目的で開発される人間・ロボットシステムのコンペティションである。世界でも有数の先進ロボティクス研究・開発機関からの参加チームが、ハードウェア、ソフトウェア、センサー、マン・マシン制御インターフェイスを設計し、広範囲の災害対応活動に必要なDARPA指定の一連の課題で試験される。

DRC決勝の課題は6ヶ月前に行われたDRC予選(Trials)と似通ってはいるが、新たに次のような多くの要素が各チームのシステムに課題として課せられる。

・ロボットを電源コード、転倒防止装置、有線通信網に繋いではならない。
・ロボットが転倒または立ち往生しても、人が物理的に介在することは許されない。転倒するロボットの動きを中断してはならず、ロボットは助けがなくても起き上がる必要がある。
・速度は採点において大きな重点が置かれ、トータルで約1時間(予選では4時間であったが)以内にすべての課題を完了する必要がある。
・通信はさらに劣悪で断続的である。

2013年12月のイベントでの億点を基にDRC予選の勝者とされた多くのチームが、DRC決勝へのエントリー資格を自動的に与えられている。DARPAでは、このほかにEUや日本政府、韓国政府の支援を受けたチームなど、さらに多くのチームのDRC決勝コンペティションへの参加を期待している。

[DW編集局]