欧州共同体研究開発情報サービス(CORDIS)の2014年6月25日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
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2050年には、地球の人口は90億人になり、現在の3倍の資源が必要になると予想されている。現在、我々が利用している資源の80％は、一度利用されただけで廃棄されている。今の私たちに、「採取－利用－廃棄」という現行のモデルに代わる代替モデルが必要なのは明らかである。

EUのヤネス・ポトチュニック環境担当委員は、この問題に対する答えは、無駄を完全に省き、すべての資源が好循環の中へと継続的に戻されていくような「循環型経済」を目指すことである、と述べている。だがこのような新しいモデルに適応するには、当然、資源の取り扱いに対する考え方を大々的に転換する必要がある。特に法律制定者や金融機関、研究者、企業にとっては大きな課題となりそうだ。

[JSTパリ事務所]