[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
英国保健省
元記事公開日:
2014/06/27
抄訳記事公開日:
2014/07/30

抗生物質学が「経度賞」を獲得 

Antibiotics wins the Longitude Prize

本文:

英国保健省の2014年6月27日付標記報道発表の概要は以下のとおり。

抗菌薬耐性(AMR)の問題の一つは、菌による感染が発生し抗生物質による治療が必要な場合に、そのことを医師に伝える簡単な試験法がないことである。ウィルス感染の治療に抗生物質を不適切に使用することが菌に耐性を生じさせる機会を与え、その後実際に抗生物質を必要とするころには作用する抗生物質が全くなくなっている恐れがある。

首席医務官のデイム・サリー・デイビス(Dame Sally Davies)氏は、「投票により、抗生物質学が経度賞の賞金(1,000万ポンド)受賞対象に選ばれたことを喜ばしく思う。経度賞のおかげで、迅速診断試験法の開発に着手することができ、そのことが我々が保有する抗生物質を保護しその効力を最大限長く維持することにつながる」と述べた。

同氏は経度委員会と共同で上記抗生物質問題への取り組みを進めてきた人物である。

[DW編集局]