[本文]
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- 国・地域名:
- 中国
- 元記事の言語:
- 中国語
- 公開機関:
- 中国科技網
- 元記事公開日:
- 2014/06/27
- 抄訳記事公開日:
- 2014/07/31
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専門家、国レベルでビッグデータ戦略を推進するよう提言する
- 本文:
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中国科技網は2014年6月26日に、中国のビッグデータ事業について、中国インターネット協会の鄔賀銓理事長にインタビューした。本記事でその概要をまとめる。
鄔理事長によると、中国のデータの創出量は僅かで日本の6割、北米の7%しかなく、その半分は保護されていない状況にあり、特にビッグデータにおいては、世界先進国との差が極めて大きく、関連の法律や人材等も不足しているという。
米国でビッグデータ分析が国家戦略として、政府の主導下でデータ公開が進められているのと違って、中国ではデータが多数の部門に多岐に管理されるため、データの交換と共有が難しく、データ重複収集等のロスが存在する。この対策として、鄔理事長は、「国レベルでビッグデータ戦略をつくり、データのオープン化を進める取組みや法令を整備する必要がある」と提案した。
清華大学蘇州研究院ビッグデータセンターの趙勇副センター長の紹介によると、上海では、データ管理の専門当局としてビッグデータ局を設立し、主に「データ所有者が誰か」、「使用者が誰か」、「使用権限の定義」、「データ受益者が誰か」等について管理している。
[JST北京事務所]