[本文]

国・地域名:
英国
元記事の言語:
英語
公開機関:
コミュニティ・地方自治省
元記事公開日:
2014/07/02
抄訳記事公開日:
2014/08/04

企業ゾーンが後押しするライフサイエンス部門 

Life science sector boosted by enterprise zones

本文:

コミュニティ・地方自治省の2014年7月2日付標記報道発表の概要は以下のとおり。

ハーロウ企業ゾーンに対する500万ポンド強の公的ファンディングにより、ライフサイエンスやバイオテクノロジー企業に特に適した最先端のサイエンスパークの建設が始まる。政府の地方インフラ基金からの250万ポンドの融資がハーロウ・カウンシルからの融資と合わさることになる。このようなファンディングが、IT・医療企業など一連の企業に適した施設を提供するための民間からのさらなる投資を促す。

企業ゾーンは英国の製薬・ライフサイエンス部門の振興を支えており、企業ゾーンがもたらす利点の活用に熱心な企業をますます多く引き付けている。ハーロウ・ゾーンには「アングリア・ラスキンMedTechキャンパス」が収容され、あらゆる規模の企業に対して世界最大級の医療イノベーションの場が提供される。

英国は世界でも有数の強力かつ生産的なライフサイエンス部門を擁している。4,500社以上の企業が約16万7,000人を雇用し、年間の総売り上げ500億ポンド超を記録している。

政府は、製薬、洋上エネルギー、自動車などの主要産業において将来の中核的研究拠点(centres of excellence)を創設し経済の再均衡化を図るべく、25年計画として24か所のゾーンを設定した。2012年4月の開設以降、各ゾーンではすでに、290件の事業の誘致、2億ポンドの民間部門からの投資確保、数千人の地方雇用の創出が実現された。

ハーロウと並んで、ケントやノッティンガムなど、他の幾つかの企業ゾーンがライフサイエンス企業を誘致しようとしている。

[DW編集局]