[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2014/07/05
抄訳記事公開日:
2014/08/05

中国ワクチン管理システム、WHOの審査に合格

中国疫苗监管体系通过世卫组织评估

本文:

2014年07月05日付の「中国科学報」ネット版は、中国ワクチン管理システムがWHOの審査に合格したと報じた。本記事ではその概要をまとめる。

このほど、中国ワクチン管理システムが世界保健機関(WHO)の審査に合格し、WHOの陳馮富珍(マーガレット・チャン)博士は北京で、「WHOの専門家の審査によると、中国ワクチン国家管理システムは、WHOの国際基準に基づき制定されたすべての基準を満たし、一部は国際基準を上回っている。これは、中国のワクチン生産のプロセス・安全性・有効性が全て国際基準を満たしたことを意味する」と発表した。

WHOのワクチン国家管理システムに対する審査は、ワクチン管理水準を科学的・全面的に評価する国際基準による審査である。1999年から、WHOは専門的な評価ツールを用い、量的指標で各国のNRA(規制当局:National Regulatory Authority)を評価し始めた。

中国の国家食品薬品監督管理局は引き続き、食品・医薬品の監督管理水準を向上させ、技術基準を国際基準に合致させるため、7月4日、WHOと『協力意向書』を締結し、双方の食品安全管理、医薬品監督管理分野における協力を強化した。

今回のWHOによる再評価は、初審査より基準が引上げられ、評価内容がより充実され、40のコア審査指標が追加された。5日間にわたった全面審査・評価を受け、中国は全ての審査項目において高い評価という結果に至った。

[JST北京事務所]