[本文]

国・地域名:
中国
元記事の言語:
中国語
公開機関:
中国科学報
元記事公開日:
2014/07/10
抄訳記事公開日:
2014/08/13

国内初のシンクタンク研究機構が発足

国内首家智库专门研究机构成立

本文:

2014年07月10日付の「中国科学報」ネット版は、国内初のシンクタンク研究機構が発足したと報じた。本記事ではその概要をまとめる。

このほど、中国国内初の「シンクタンク産業」を研究対象とする研究機構――上海大学シンクタンク産業研究センターが設立され、全国政治協商会議の元副主席、経済学者の厲無畏氏が同研究センターの名誉センター長に就任。同時に、「シンクタンク産業の研究と発展、2014年中米専門家ハイエンド円卓会議」が上海大学で開催された。

厲無畏氏は、「中国の特色あるシンクタンクに対する研究は、理論と実践両方の力が求められている。中国におけるシンクタンクの発展には、まだ多くの問題と難題が残されている。例えば、理論的には、論証、説明、解釈を如何に展開するか、実際には、体制、メカニズム、制度上のボドルネックを如何に突破するか等である」と指摘した。

上海大学のシンクタンク産業研究センター長は7月10日、米国ペンシルベニア大学TTCSP(シンクタンク・市民社会プログラム)の責任者であるジェームス・マクガン教授と、「中米シンクタンク発展の異同及び政府政策の影響」、「シンクタンク産業の発展ルートと発展モデル」について対話を行った。

上海大学シンクタンク産業研究センターは、学際的かつ専門的なシンクタンク研究機構である。同センターは国家発展と上海の発展を中心テーマとし、中国の改革・発展及び現代化建設に目を向け、総合的・学際的な専門知識を提供することとなる。

[JST北京事務所]