[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国立研究機構(ANR)
元記事公開日:
2014/07/10
抄訳記事公開日:
2014/08/13

2015年行動計画の発表と包括的プロジェクト公募の開始

Publication du plan d’action 2015 et ouverture de l’appel à projets générique

本文:

国立研究機構(ANR)の2014年7月10日標記報道発表の概要は以下のとおり。

2014年6月26日、ANR理事会は「2015年行動計画」を採択した。この文書は2015年の予算執行にあたり、ANRが提示する活動の骨格とプロジェクト公募について記述したものである。本日(7月10日)公表された本文書では、来るべき年の重点研究課題と動員可能な資金支援手段が示されている。官民の研究界全体が対象である。

ANRの「2015年行動計画」は、戦略計画「France Europe 2020」および国の研究戦略(SNR)により国内レベルで定められた枠組の一環を成す。これらの戦略計画はいずれもそれ自身が欧州の枠組プログラム「Horizon 2020」の構成と一貫性を持たせたものである。したがって「2015年行動計画」はSNRと一貫性を持って組み立てられている。SNR策定作業過程で表明された重点課題を取り込んでおり、研究連盟(Allenvi、Allistene、Ancre、Athena、Aviesan)、国立科学研究センター(CNRS)、関係省庁の役割も考慮に入れている。

[4つの構成要素]

「2015年行動計画」は次の4つの構成要素からなる。
・主要な社会的課題
・研究の最前線対応
・欧州研究圏の構築とフランスの国際的求心力
・研究の経済的効果と競争力

上記構成要素のうち「主要な社会的課題」は、戦略計画「France Europe 2020」に定められた9項目の課題を取り上げる。

[動員可能な資金支援手段]

ANRは、フランスの研究・イノベーション公共政策においてANRに与えられた役割、および研究界のプロジェクトに対する資金支援のニーズに応えるべく、一連の資金支援手段を考案・展開している。このような手段の各々にはそれぞれ固有の存在理由があり、それぞれの期待される効果、選考やフォローアップに関する明確な区別がある。そのような動員可能な資金支援手段の全体について「2015年行動計画」で記述している。

[資金支援対象の中核は包括的プロジェクト公募]

2014年の予算執行の場合同様、「2015年行動計画」の基本部分は今から2014年10月16日まで募集される包括的プロジェクト公募の対象である。

[DW編集局+JSTパリ事務所]