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- 国・地域名:
- ドイツ
- 元記事の言語:
- ドイツ語
- 公開機関:
- ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
- 元記事公開日:
- 2014/07/21
- 抄訳記事公開日:
- 2014/08/14
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連邦奨学金法 大幅改正
- 本文:
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連邦奨学金法(BaföG)が大幅に改正され、今後支給額が7%引き上げられることになった。これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略以下のような報道発表を行った。
ヴァンカBMBF大臣は、改正連邦奨学金法を発表した。7%の引き上げは、改正の一部である。連立政権が進めた改革は、奨学金増額などの実質的部分と並び、奨学金対象者の生活や教育の実態により柔軟に対応するための構造的改革を含むものである。
連邦政府は、2015年から連邦奨学金法による給付の全額を負担することになり、州の負担を年額11億7,000万ユーロ軽減することになる。 この軽減分は、教育分野(大学や学校運営)の資金負担を改善するために利用されることになる。
同大臣は、「同法改正は学生にとって目に見える改善であり、連邦奨学金法を彼らの生活や学習の実態に適合させていく」と語り、「構造的かつ実質的な改革によって、適切な教育と機会均等のために投資する」と続けた。
今回の改正により2016/2017 冬学期以降、奨学金7%引き上げに加え、住宅手当が250ユーロに引き上げられる。これによって両親と同居していない学生については奨学金月額が合計で9,7% 引き上げられ、現在の670ユーロから735ユーロに増額される。
連邦は連邦奨学金に年間約5億ユーロを追加投資する。復興信託金庫(KfW)による学生連邦奨学金貸付資金3億2,500万ユーロと合算し、8億2,500万ユーロが連邦奨学金法に向け追加されることになる。
[DW編集局]