国民教育・高等教育・研究省の2014年7月18日標記報道発表の概要は以下のとおり。

フィオラゾ高等教育・研究担当大臣は、ANRの2014年包括的プロジェクト公募の結果を受領した。支援額は3億ユーロで、ANRの2014年行動計画の65%に相当する。選抜された711件のプロジェクトのうち、79%が基礎研究に属する。

今回の選考はフィオラゾ大臣が「高等教育・研究会議」の提言に基づいて開始した新しい手続きによる初めての選考であり、次のような特徴がある。

・最初の総括的提案と選考結果にしたがってさらに詳細な計画という2段階の選考方式である。目的は2つあって、研究者の管理業務を軽減すること、および最終的な採択率を高めることである。2014年のこのプロジェクト公募では、応募書類の整っているプロジェクトの28%(過去は16.5%)が新方式により採択された。
・欧州委員会の「Horizon 2020」などの大型プログラムに倣って、10項目の社会的課題を確認。

2014年は基礎研究の比率(79%)が高くなったが、これは基礎研究の基盤的重要性を示すものである。

[DW編集局+JSTパリ事務所]