[本文]

国・地域名:
ドイツ
元記事の言語:
ドイツ語
公開機関:
ドイツ連邦教育研究省(BMBF)
元記事公開日:
2014/07/29
抄訳記事公開日:
2014/08/19

大学が新たに門戸を開く

Hochschulen öffnen sich bundesweit neuen Zielgruppen

本文:

競争的プログラム、「教育によるキャリア向上」の第二ラウンドが8月にスタートすることになった。これに関して連邦教育研究省(BMBF)は概略次のような報道発表を行った。

2014年8月からドイツ国内の大学のうち計97校が、競争的プログラム「教育によるキャリア向上:開かれた大学」の助成を受けることになる。これらの大学は、就業者、再就職希望者、生涯学習を目標にした者向けのコース、または職業資格を有する専門人材に大学への道を開く再教育コースを開発する。

同プログラムの第一次ラウンドは、2011年に50大学で始まったが、第二ラウンドは今年8月からで、参加大学数はほぼ倍増、47大学が加わっている。提供される学習内容は全体として幅広く、メカトロニクスから、看護学、持続可能な農業からITセキュリティにまで及び、科学的再教育、資格取得のコンサルティング等幅広く包括している。

ヴァンカBMBF大臣は、「この施策によって、職業教育と大学教育との間の流動性を向上させる。生涯教育と開かれた大学は、専門人材需要への対応や、人口高齢化社会に対する時宜を得た答えである。これによって個人個人が資格を取得するチャンスを拓くことができる」と語った。

連邦政府はこの同プログラムに関して2011年から2020年で合計2億5,000万ユーロを用意している。助成対象となるプロジェクトはオルデンブルク大学、ドイツ再教育大学(ベルリン)が支援し、ドイツ大学科学研究センター(DZHW)が評価を行う。

[DW編集局]