新華網は2014年7月30日付で、中国が2015年より本国所属の海域においてメタンハイドレートのボウリングプロジェクトの実施を開始すると計画していると報じた。本記事でその概要をまとめる。

中国地質調査局と中国科学院が7月29日に北京で共催した第8回国際メタンハイドレート大会において、上述した中国のメタンハイドレート開発計画が明らかにされるとともに、これによって、中国におけるメタンハイドレートの探査・開発を加速させ、中国のエネルギー利用開発分野の「革命」を引き起すことにつながるとの期待感も伝えられた。

中国で進展しているメタンハイドレート開発では、2007年に南海（南シナ海）北部の海域、2009年に甘粛省に位置する祁連山の永久凍土地域、2013年に南海北部の大陸棚等で、相次いでメタンハイドレートの実物サンプルを取得してきたという。

[JST北京事務所]