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- 国・地域名:
- ロシア
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- ロシア連邦政府
- 元記事公開日:
- 2014/07/09
- 抄訳記事公開日:
- 2014/08/26
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オプトエレクトロニクス技術(フォトニクス)の開発
- 本文:
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2014年7月9日付連邦政府ウェブサイトは、大統領附属の経済近代化・イノベーション発展評議会の幹部会合におけてメドヴェージェフ首相が開会挨拶を行った旨発表したところ、首相の発言概要は以下のとおり。
1年前に政府はフォトニクス開発に関するロードマップを承認した。それは、組織、法、情報に関する34項目の施策を打ち出しており、結果として2018年までに、民間のフォトニクス生産量を約500億ルーブルにすることを計画している。この産業は、約6万人のハイテク業界の雇用を創出するはずである。しかしこの目標を達成するには、市場に対して質面でのブレークスルーを収める必要がある。
今日の議論に基づいて、ロードマップは修正・補完されなければならない。ロシア政府は、マイクロ波フォトニクス、革新的な量子光学材料といった前途有望な領域の開発、また次世代電子デバイスにおけるそれらの活用に関連したプライオリティをより正確に設定し、国際的な研究センターとの協力に焦点を置き、そして、先進技術の移転環境を作り出すことができる。とはいえ、誰も最新の開発を共にしたいとは思わないので、幻想を抱くべきではない。それが資金の問題であることは明らかである。だからこそ、成功を収めたところ(領域)では輸入代替を奨励する必要がある。
産業貿易省は他と連携してこれらすべて(上に述べたこと)をフォトニクス・サブプログラムに盛り込み、研究から生産に至るイノベーション・サイクルの全段階を一体化するべく、すべての開発機関を結集させる必要がある。研究、技術、エンジニアリングの開発に係る優先領域を取り上げる際には、フォトニクスをロシアの重要技術の一つとみなす必要がある。
[DW編集局]