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- 国・地域名:
- アイルランド
- 元記事の言語:
- 英語
- 公開機関:
- アイルランド科学財団(SFI)
- 元記事公開日:
- 2014/07/22
- 抄訳記事公開日:
- 2014/08/28
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オープン・データ・イニシアティブを始動
- 本文:
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アイルランド科学財団(SFI)の2014年7月22日付のニュースで、標記の記事が掲載されている。以下にその概要をまとめる。
===Insight Centre for Data Analysisがアイルランド国立大学ゴールウェイ校と共に開発した全国規模のオープン・データ・ポータル(Open Data Portal)の運用が公共支出・改革省により開始された。
このオープン・データ・ポータルは、アイルランド初のオープン・ガバメント・パートナーシップ(Open Government Partnership:OGP)に関する国家行動計画の中心的な要素を形成するものである。本計画は政府の承認を経て公表され、アイルランドのOGPへの正式加盟を促すべくOGP運営委員会に提出される。Insight Centreは、国のオープン・データ戦略の基本構成要素を開発する目的で委託研究を実施した。
この全国規模のオープン・データ・ポータル(data.gov.ie)には現在、45の公共機関から集められた418件のデータベースが納め収められている。これはアイルランド初のポータル・サイトではあるが、(オープン・ガバメントに向けた)重要な第一歩である。開発のための次なるステップは、公共部門や一般市民の専門家とともに検討されることである。
Insight Centreで責任者も務めるアイルランド国立大学ゴールウェイ校のステファン・デッカー教授は、「ゴールウェイ校のInsight Centreで開発されたオープン・データロードマップとポータルは、アイルランド科学財団(SFI)とアイルランド政府商務庁が資金提供を行った研究成果と専門知識を活用した良例であり、経済・社会的な便益のために公共データ資産を利用できるようにすることで、研究者が市民社会と手を携えて、我が国に貢献することができる」とコメントしている。
[JSTパリ事務所]