国立研究機構(ANR)の2014年8月1日標記発表記事の概要は以下のとおり。

このコンクールでは、バイオ技術の分野でイノベーションを展開しようとする起業家または設立後3年未満の企業トップであるプロジェクト実行者を対象とし、受賞した場合には各々の業務開始またはプロジェクト展開の遂行を可能とすることを狙う。Genopoleコンクールは、優れた科学と有望な産業を結びつけるプロジェクトに賞を与えるもので、1等賞は90,000ユーロで内訳は次のようになる。

・キャッシュで30,000ユーロ
・Genopole企業としての支援(戦略、人材採用、研究、資金支援等)
・Genopole施設使用料6ヶ月間無料(事務所、研究室、設備等)
・EY(Ernst & Young)社が実施するプロジェクト専門情報サービス
・Tech2Market社による市場調査

同様にGenopoleでは、45,000ユーロの特別賞1～2件の授与が可能である。

本コンクールは、環境(イエロー・バイオテクノロジー)、医療分野を除く工業(ホワイト・バイオテクノロジー)、農業(グリーン・バイオテクノロジー)に有用なバイオ技術関連のイノベーション新興企業のプロジェクト実行者または起業家のすべてを対象とする。
応募書類に基づく第1次選考を経て受賞候補者となったプロジェクト実行者は、「起業の道筋」と題するGenopoleでのセミナーに参加できる。
その後、当該プロジェクト実行者は審査委員会でのプレゼンテーションに招請される。コンクールの賞の授与は2014年12月Genopoleが主催する行事において行われる。

[DW編集局+JSTパリ事務所]