[本文]

国・地域名:
フランス
元記事の言語:
フランス語
公開機関:
国民教育・高等教育・研究省(MENESR)
元記事公開日:
2014/08/06
抄訳記事公開日:
2014/09/02

探査機ロゼッタとチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星、宇宙の歴史で最も素晴らしい出会いの1つ

Rosetta - Churyumov-Gerasimenko, un des plus beaux rendez-vous de l'histoire spatiale

本文:

国民教育・高等教育・研究省の2014年8月6日標記発表記事の概要は以下のとおり。

2004年3月にアリアンヌ5号ロケットで打ち上げられた欧州探査機「ロゼッタ」は、太陽系の中を10年以上飛行し、60億キロメートル以上の行程を経て、宇宙の歴史の中でも素晴らしいランデブーに成功したところである。

欧州宇宙機関(ESA)の宇宙探査機「ロゼッタ」は8月6日、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に到達した。「ロゼッタ」ミッションでは、欧州全域で300名以上の科学者が動員され、その中にはフランスのチームが数多く入っている。フランスの分担を統括する国立宇宙研究センター(CNES)のチームのほか、国立科学研究センター(CNRS)の研究室、パリ天文台、高等師範学校、エコール・ポリテクニック、地球物理学研究所、大学(ツールーズ、グルノーブル、オルレアン、マルセイユ、パリ第6、パリ第7、パリ南、パリ東、セルジー、ベルサイユ)のチームで、探査機の機器の開発や収集したデータの科学的活用などで参画している。

ロゼッタの次の課題は、2014年11月に彗星の表面に「フィラエ」と称するロボットを投下することである。高性能の科学機器で構成される小型分析実験室である「フィラエ」は、我々の太陽系に関する知識を深める上で重要な科学的データを取得することができる。

[DW編集局+JSTパリ事務所]